病院実習2週目

午前は注射剤。
調剤、病棟へ仕出す方法、毒薬の保管の仕方などを学ぶ。
注射剤用の調剤室が狭くて大変だったけど、やることは簡単だった。


午後は透析室の見学。
病棟へ行くのは今日が始めて!実際に患者さんが透析してる姿を目の当たりにしました。
透析の機具や透析の設計の仕方(血液流す速度とか、どのくらい水を抜くかとか、血圧下がったらどうするかとか)を説明してもらいました。
透析する前に動脈と静脈を繋げる手術(シャントだっけな?)して、静脈を血液を抜ける程度の強度にする、血液流す速度は250mL/minくらいの人もいる(実習でやったヤツの100倍ですよ!わかりやすくすると250mLビーカーいっぱいの水が一分でなくなる。私らの班の様な状態になってしまうわけです。)、食事制限をがんばってきた患者さんでも病院に来るとその場で抜けばいいから(透析前の体重と透析中に摂取したものを合計した重量から理想の体重を引いたものを透析によって抜く。)甘いものを食べてしまうなどなど現場に来なければ知らなかっただろうことばっかりでしたね。

その中でも一番強く印象に残ったのが、「いくら説明しても薬を飲んでくれない患者もいる」ってこと。誠意持って説明しても、むしろ邪険に扱われる。薬飲んで、副作用出て、それから飲まなくなったってケースもある。
前からわかってはいることだけど、考えさせられてしまった。実際に味わってきていることだし。
かといって、飲まないときのマイナス面を話すのも、脅してるみたいで気がひける。
だから、それ聞いてから、他のことそっちのけでそのことだけ考えちゃって。
で、薬剤部に戻ってからキャリアの長そうな先生に聞いてみた。
「どうすればいいんですか?」って。
そしたら、「飲みたがらない理由を突き詰めようと話しを進めていくけど、どうしてもダメなら医者に任せるしかない」って言われた。
確かにそうなんだけど・・・納得できなかったな。患者が自分の家族なら絶対飲ませようとするんだろうに。諦められるのかなって。
医者に任せても飲まなかったら、強制退院で別のところに移されるだけ。飲んでくれるならいいけどさ。できなかったら・・・・

話聞いた後もずっと考えて、もう一人別の先生に聞いてみた。
そしたら、明日教えるだってさ。なんなのか楽しみ。
薬学生はコミュニケーション技術低い人多いから、そういうところを鍛えないとダメだとも言われた。・・・学習します。
ちなみにその先生はうちの大学のN村先生の教え子(実習生の時に教わったらしい)だそうで、その頃のN村さんは遊び好きだったらしいw
実習終わってから報告に行く時に脅せるネタができたなw


帰り、傘もってきてなかったから駅まで歩いてズブ濡れ。。
電車の中、頭ん中で平井堅の『LIFE is…〜another story〜』が流れてた。「答えなど〜 どこにもない〜 誰も教えてくれない」って
気分だけは『ブラックジャックによろしく』。
病棟へ行くと色々考えさせられる。