別の意味で面白かった

午前、午後ともに手術部で実習。
当然、手術室に入ってオペ見させてもらいましたよ。
午前中は、硬膜外麻酔かけるのを見たり、麻酔使ってる患者さんの病棟回ったりと、現場を味わいましたね。
神経の炎症には麻薬だけではなく、抗炎症薬、抗てんかん薬、抗うつ薬と適用外で出されてる薬もある。痛みをとるだけじゃなくて、原因となってる炎症を抑えたり、痛みで気がうつになってるのを抑えたり。骨が神経に当たって炎症が起こる、炎症起こると血流悪くなる、さらに炎症悪くなる、という悪循環を防ぐためという治療方針の立て方も教えてもらった。
薬の副作用でお腹がはって苦しんでる人、体力が弱ってる人。様々だった。ただ薬を出してるだけじゃ絶対に感じ取れないことだと思う。
SSRIって、選択性が高くていい薬だって習ったけど、実際は効果が少ないとも聞いた。基本的に副作用の少ない薬は効果も少ないらしい。


午後は手術室へ。始まる前は、普通の精神状態じゃいられなくて。。
表面は普通にしたたつもりだけど内心バクバクだった。
が、始まってスイッチ入って感覚マヒしてしまえば、こっちのもんだった。余裕でしたね。ちょうそ解剖実習の時みたいな境地になれたから。


手術前、術中、術後の麻酔の使い方や昇圧剤を使うタイミング、麻酔薬使うことによって起こる変化なんか色々と教わってきました。
術前に硬膜外麻酔した箇所にカテーテル刺して、術中でも投与量を調節する機械で持続的に入れたり(ここではプロポフォール使ってた)、そことは別にエフェドリン(α、β作用)やフェンタニル(麻酔薬)を静脈に入れたり、麻酔量が足りないときは量増やす他、吸入麻酔も併用したりと・・。こういう使われ方してんだなと。

手術見たり、摘出した臓器を触ったりと・・結構色々としましたね。
モニターの見方も教わって、そこからするべき処置ってのも教わったし。

手術室って、音楽かかってるですよ?出術中にあんまり緊張しすぎないようにかかってるんだって。
あれだけ長時間集中しなきゃいけないんだから、かかっててもいいと思う。術後の汗見れば、どんだけ神経使ってるかがわかる。術者もリラックスしてなきゃね。
手術は胃の切除や骨折の接合などを見た。手術室入ることなんてもうないと思うけど、いい経験できたとは感じた。

手術より、午前の方がまいっちゃったかな。。手術中と違って、感情マヒさせるわけにはいかないからさ。硬膜外麻酔(背中に刺すから特に痛みがあるそうで・・)がとにかく痛そうだなぁとか、そんなこと考えちゃってた。


時間になって実習終わった後、企業の人達が新薬の説明に来るらしいので、それに参加させてもらった。全部とは言えないけど、大まかな内容はわかりましたよ。
あの説明会見て、MRは大変だなぁって。先生の質問に答えるだけじゃなく、弁当まで用意してくるんだから。
実習生の分も用意してくれたので、いただいてきました♪2000円くらいするんじゃないかと思われる豪華な弁当でした。学校じゃあり得ないクラスの弁当だった!

で、手術部の先生達(麻酔専門)と色々と話して。かなり面白い話聞かせてもらえた。
株の話とかw なんでか酒が置いてあったりとか(当然、仕事がある時には飲みません!)w そういう医療とは全然関係ない話も聞かせてもらえたw
この科の先生達、みんな面白い人だったから、楽しくできたなぁ。
それで病院出たのは19時近く。今までで一番遅いです。
でも、時間の長さと比例して得るものは大きかったと思う。
帰る前に薬剤部によったら、薬剤部にも企業の人が説明にきてたらしく、お土産として弁当が置いてあったのはウケたなぁw 高島屋の袋に入れてあったから買ったのはきっと横浜だな。